南青山【港区】おしゃれタウンで個性豊かなミュージアム&カフェめぐり

2024-09-12 HaiPress

秋といえば芸術。今回は起点となる表参道駅とその周辺の青山一帯に点在する美術館をピックアップ。岡本太郎氏の自宅兼アトリエだった邸宅を改修した「岡本太郎記念館」、ピカソのセラミックコレクションを展示する「ヨックモックミュージアム」、カフェメニューやイベントを通してさまざまなアート体験が楽しめる「カフェ ヴァローリス」を紹介します。

イラスト:杉崎アチャ

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南青山のココが見どころ

東京メトロ表参道駅からJR原宿駅方面へとのびる表参道と、その周辺に広がる青山エリア。港区の北西に位置する南青山は、最新カルチャーが集まる港区の中でも特にエッジの効いたショップが立ち並び、古き良き日本の文化も融合したハイセンスなエリアとして人気です。青山という地名は、江戸時代に大名を務めていた青山家の下屋敷があったことに由来。その後、「明治神宮」が誕生し、1960年代からファッションタウンに進化してきました。カフェやレストラン、老舗クラブ、美術館などが点在し、裏道に入ると閑静な住宅街も広がる緑豊かな南青山には、最先端でありながらも洗練された静かな時間が流れています。

おしゃれタウンで個性豊かなミュージアム&カフェめぐり

駅名にもなっている表参道は、駅交差点から原宿駅裏手の明治神宮へと続く参道のこと。ちなみに、坂道を上れば徒歩15分ほどで原宿駅に到着します。

今回は、明治神宮へと続く表参道と国道246号(青山通り)の交差点の地下に位置する表参道駅からスタート。青山エリアは、国道246号(青山通り)を境に、北側が北青山、南側が南青山に分かれています。北青山側には表参道を筆頭に、原宿や明治神宮が、南青山側には美術館や老舗ジャズ・クラブなどがあり、洗練された緑豊かな街並みは散歩にもぴったりです。

まずは、ハイブランドなブティックが立ち並ぶ、みゆき通りを麻布方面へと進み、左手に青南小学校がある交差点を左折。閑静な住宅街を程なく歩いた先の小道を入ると、塀の外までうっそうと茂る木々が目を引く「岡本太郎記念館」があります。路地裏にひっそりと佇みながらも、その存在感は異彩を放っており、岡本太郎氏の世界観を直に感じられること間違いなしです。

まるで都会のジャングルといった佇まいの「岡本太郎記念館」。併設のカフェ「ア・ピース・オブ・ケイク」は、作家の村上春樹氏が命名したことでも知られています。

日本を代表する巨匠のアトリエを満喫したあとは、世界を代表する芸術も鑑賞しに行きましょう。骨董通りへと抜けた先の横断歩道を渡って、そのまま真っ直ぐ進んだ先の住宅街にあるのが、世界有数のピカソコレクションで知られる「ヨックモックミュージアム」です。コレクションはセラミック(陶芸)作品が中心で、「シガール」で知られる洋菓子メーカー「ヨックモック」の会長・藤縄利康氏が長い時間をかけて精選してきたもの。

ㅤ最後は、ヨックモックミュージアム1階にある「カフェ ヴァローリス」で、ヨックモックブランドが誇る高級こだわりスイーツをいただきます。ハイセンスなカルチャーが集結する南青山で、個性際立つアーティスティックな美術館を愛でつつ、芸術の秋を心ゆくまで満喫してみてはいかがでしょうか。


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■岡本太郎記念館

600 以上のキャンバスと彫刻作品に囲まれたアトリエ。建築当時、話題を呼んだユニークな建物は、友人である建築家の坂倉準三氏の設計によるもの。

「芸術は爆発だ」の名言により、お茶の間の人気者でもあった稀代の現代芸術家、岡本太郎氏のアトリエ兼住居をミュージアムとして公開。岡本太郎氏が42年にわたって住まい、作品をつくり続けたアトリエや、デザインした家具やプロダクトが並ぶサロン、庭には彫刻作品が展示されています。また、随時開催している企画展では、テーマごとにさまざまな作品を鑑賞することができます。

現在、現代美術作家のヤノベケンジ氏による企画展『太郎と猫と太陽と』を開催中(期間:〜令和6年(2024年)11月10日)。


スタッフ

今回の企画展では、宇宙船に乗って地球に到達した『SHIP'S CAT/宇宙猫』が館内をジャックします。ヤノベ氏は現在、全長9mに及ぶ作品『BIG CAT BANG』を銀座の「GINZA SIX」に展示中で、本展はその対となるものです。「GINZA SIX」と当館は180度逆のアプローチからひとつの展覧会を構成するものであり、“ふたつでひとつ”なのです。ヤノベケンジと岡本太郎。そこにある“ふたつでひとつ”をどうぞお楽しみください。


お客様

ここは、岡本太郎さんが昭和29年(1954年)から平成8年(1996年)に84歳で亡くなるまで、生活と制作の拠点としていた場所です。特に、芭蕉やシダ類、雑草が自然のままに生い茂る庭は、そこかしこに展示された彫刻作品とともに、岡本さんの美意識を体感できるはず。庭のそばにはカフェもあるので、ぜひチェックしてみてください。

<データ>


住所港区南青山6-1-19


電話番号03-3406-0801


営業時間10:00〜18:00(最終入館17:30)


定休日火曜(祝日の場合は開館)


入館料一般650円


次ページに続く。ピカソのセラミックコレクションを展示する「ヨックモックミュージアム」、カフェメニューやイベントを通してさまざまなアート体験が楽しめる「カフェ ヴァローリス」をご紹介します。

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