体験画作者が東京大空襲語る 墨田で豊田照夫さんと西尾静子さん

2024-08-13 HaiPress

絵に込めた思いを語る西尾さん

すみだ郷土文化資料館(東京都墨田区)が所蔵する東京大空襲の体験画を描いた豊田照夫さん(89)と西尾静子さん(85)のギャラリートークが同館であり、約35人が2人の体験や平和への思いに耳を傾けた。

豊田さんは体験画に、母と一緒に公園へ避難する途中に見た光景を描いた。3日のトークでは「ビルの窓からガスこんろのように火が噴き出していた」と振り返った。世界で戦争が続いていることに触れ「これ以上、私のような体験をする人が一人もいないでほしい」と語った。

空襲体験を語る豊田さん=いずれも墨田区で

西尾さんの体験画は、自宅の焼け跡で父と再会した時の心象画。空襲で行方不明になった従姉(いとこ)の顔が空に描かれている。西尾さんは空襲犠牲者の遺骨が安置されている都慰霊堂に従姉の遺骨も「きっと入れられている」と信じ「(空襲があった)3月10日には慰霊堂にお参りに行っている」と話した。(酒井健)


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